続きまして
プジョー307SW エーゲブルーの
「ギアボックスフォルト」発生での入庫です。
当社には初来店のオーナーさんですね。
テスターで診てみたところ
ソレノイド系のフォルトが入っています。
ただ、T6の307の場合はAT内のクラッチ/ブレーキバンドが
擦れて異物が混入してエラーを出すことがあります。
オーナーさんにご説明したうえで
ソレノイドバルブ、ハウジングシール、カバーシールを新品交換ですね。
ATフルードはオーナーさん持込で3回交換希望です。
↑ 初回ATフルード抜き。
グレー色ですね。
1回目ATF交換後。(新油を充填して走行後)
まだ透けて見えません。
2回目ATF交換後(再度新油を充填、走行後)
けっこう綺麗になってきました。
そして、ソレノイドバルブを取外して...。
新品のソレノイドバルブ、ハウジングシール、カバーシールを
取付けてMFSの調整。
ATミッションサイドのセンサー類からもオイル漏れしていたので
一度取外して、液ガスで処置しておきました。
(Oリング単体では供給がありません。)
ヒートエクスチェンジャー(熱交換器)も取外して確認しましたが
異物の混入は無かったので、大丈夫かな。
3回目のATFを充填した後に
テスターにてATF温度を管理しながらレベル調整。
フォルト消去とオイル劣化カウンターリセットです。
調整時のATFもかなり綺麗になりました。
テスト走行を実施、ATF交換時の2回とも走行中にエラーが発生しましたが、
ソレノイド交換後はエラーが出なくなりました。
完全冷間時でもエラーは出ませんでしたが、様子を見てみてください。