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「プジョー207GT タイミングチェーン一式交換 ・ ディバータバルブ取付です。」

プジョー専門店MajiBlueマジブルーです。

207GT

こちらのプジョー207GT アルミナムグレーは
「Depollution System Faulty」発生、E/gチェックランプ点灯での入庫ですね。

当社には初来店の埼玉県からのオーナーさんです。

2・3週間前に他社にて「デポリューション システム フォルティ (混合気が薄い)」と
「ガラガラ」という異音修理でインテークバルブ清掃とT/Cテンショナーを交換。
しかしながら、1週間くらいでエラーが再発してしまったとのことですね。

入庫時にテスターで診断したところ、修理前と同様に「混合気が薄い」というフォルトが...。
これは、タイミングチェーンの伸びによる、バルブタイミングのズレが原因なことが多いです。
E/gをかけて様子を見ていると、回転数に合わせて「ジャラジャラ」と異音もしますね。

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オーナーさんと相談した結果、ヘッドカバーを開けてタイミングチェーンの確認を...。

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ヘッドカバーを開けたところ、チェーンガイド(パッド)が割れています。
通常(正規の交換方法)、T/Cテンショナーを交換する場合は
ヘッドカバーを開けてカムなどをSSTで固定してからT/Cテンショナーを交換するのですが、
開けた痕跡が無いので、そのまま交換したのかな。(開けていればココの割れはわかるかと...。)
(E/g裏側から差し込むボルト形状のテンショナーなので、ヘッドカバーを開けなくとも交換は出来てしまいます。*当社ではSSTを使用しますが...。)

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SSTも規定の位置で入らないので...。
(カムの角度がズレていなければ、すんなり納まります。)

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ダミーテンショナーを使用して、チェーンの伸びをチェックですね。
結果は規定値以上の長さなので、チェーンが伸びています。

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ということで、オーナーさんに確認を取って、
タイミングチェーン一式を新品交換ですね。

取外して...。

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↑が取外したT/C関係のパーツです。

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チェーンガイドの下側は既に何箇所か割れて、一部は底に落ちていました。

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そして、↑が今回、使用するタイミングチェーン関係の新品パーツですね。
(テンショナーは新品交換して間もないので、再利用。*ガスケットは新品)

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新品のパーツをもろもろ、組み付けて...。

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カムの角度が規定値内にあることをチェックして...。

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各ボルトを規定トルクで締付け後、角度締め。
カム角を再チェック。

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ヘッドカバーなど補機類を元に戻して...。(ガスケット類は新品を使用)
ASH FS 5W30エンジンオイルを充填です。

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テスターでインジェクションの自動設定の初期化を実行。
テスト走行と同時に、燃料カットオフ学習も行って完了ですね。

E/g音も交換前より静かになりました。

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追加依頼で、RED POINTさんのディバータバルブを...。

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取付で完了です。