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「シトロエンC4 – 1.6 水漏れ&オイル漏れ修理(サーモハウジング、ウォーターヒーターパイプ、ヘッドカバーなど交換)です。」

プジョー専門店MajiBlueマジブルーです。(シトロエン専門店)

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こちらのシトロエンC4-1.6 サーブルドラングリュヌは
オーバーヒートとエンジンオイル警告灯点灯での入庫ですね。

オーバーヒートの原因は過去に指摘していた、ヘッドカバーからのオイル漏れにより、
サーモハウジングのガスケットが劣化して水漏れを起こしたのと
これも前回入庫時に話していたウォーターヒーターパイプからの水漏れです。

当社にはATソレノイドバルブとセルモーターの交換での入庫はされているのですが、
それ以外の修理やオイル交換、車検整備などは残念ながら他社で行っている車両ですね。
(修理箇所をアドバイスした際は他店(購入したお店)で修理されるとのことだったのですが...。)

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↑はヘッドカバーからのオイル漏れ。
エキマニの遮熱板にも垂れています。

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オイルエレメントカップからもオイル漏れしていたので
Oリングを新品交換してみたのですが、何故か縁からオイルが滲み出してきますね。
LLCリザーブタンクももちろん空。

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そして、ウォーターヒーターパイプです。
けっこう前から漏れていたんですよね。

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まずは、ヘッドカバーの交換からです。
オイルまみれなので、パーツクリーナーで清掃して...。

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エンジンオイルとフィルター&カップも交換するので
E/gオイルを抜いて...。

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↑はイグニッションコイルを取外し。
IN・EX側両方とも漏れていますね。

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プラグホールの4本ともオイルが浸入して溜まっています。

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ヘッドカバーを外そうとブロバイホースを見ると、不自然なビニールテープが...。
引っ張ってみるとホースが抜けてしまいました。
何処かしらで、パイプが折れたためビニールテープで巻いてあったんですね。

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なので、折れていたパイプはゴムホースで補強してつないでおきます。

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ヘッドカバーを取外して、シリンダーヘッドを清掃・脱脂。

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新品のヘッドカバーを取り付けて、規定トルクで均一に締付けですね。
(1年以上、漏れたままだったので、ヘッドカバー自体の歪みも考慮してASSYで交換しました。)

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スパークプラグとプラグホールも清掃して取付です。

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続いて、サーモハウジングの交換ですね。
LLCを抜いて...。

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サーモハウジング取外し。
ガスケットが2箇所切れていました。

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ハウジング取付面を清掃して...。

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新品のサーモハウジングを取付です。

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続いて、ウォーターヒーターパイプの交換ですね。
取外して...。

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新品のウォーターヒーターパイプを取付。

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LLC(PG55-RC)充填・エア抜き。
水漏れが無いかチェックですね。

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ついでにスロットルバルブも汚れていたので清掃して...。

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オイルエレメントとエレメントカップも新品交換。
E/gオイル(ASH MO 10W40)を充填です。

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テスト走行したところ、段差や停車時に「ガタッ」と異音が...。

診てみたところ右側のエンジンマウントが砕けていました。

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オーナーさんの予算もあるので、安く直してあげたいところですが
そう都合よく、適合する部品取りパーツがあるわけでもないので...。

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考えた結果、応急処置的ですが
部品取車のプジョー307(RFN)ならマウント部分のみ合いそうなので...。(ブラケットは不適合)
C4のブラケットをプレスで抜いて、307のマウントにプレスで圧入。

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ブラケットを組み替えたE/gマウントを取付て完了ですね。

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E/g右側の高さも上がって、異音も解消。

しばらく、様子をみましたが、オイルエレメントからのオイル漏れも無くなりました。

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代わりまして、こちらのシトロエンC2 VTS ルージュアーデンは...。

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E/gオイル(ASH PSE 10W40)交換でのご来店でした。