「プジョー206グリフ ATフルード交換 / プジョー206XS ヒートプロテクション対策 + ATソレノイドバルブ交換などです。」
プジョー専門店■MajiBlue■■■マジブルーです。
こちらのプジョー206グリフ ルナーミストは
エンジンオイル+ATフルード交換でのご来店ですね。
走行距離約130,000km。
まずは、E/gオイル(Lubross G-spec 10W40)+エレメント交換。
ATフルードを抜いて…。
Lubross SuperSports ATFを充填。
テスターでATフルード温度を管理して、油量調整。
オイル劣化カウンターもリセットで完了です。
代わりまして、こちらのプジョー206XS ルシファーレッドは
高速道路を走行するとATが繋がらなくなり、
大きな変速ショックも出るとのことで入庫ですね。
テスターで診てもフォルトは入っておらず、
街乗りでは症状が出ないとのことなので、
ヒートプロテクションが作動してしまっている可能性が高いかな。
*久々なので説明するとヒートプロテクションとは、ATF温度が上がりすぎた場合、ECUがATの損傷を防ぐ為に繋がらなくしてしまう保護作動です。
保護作動なので故障ではなく正常なのですが、日本の気候と合わないため、ヒートプロテクションを回避するにはヒーターホースの取回しを変更する必要があります。
ヒーターホースもTYPE2のラインなので、TYPE1に変更です。
TYPE2のホースレイアウトはATを冷やすというよりも、逆に温めているような… 。
*206の水回りの取回しには4通りあり、TYPE2とTYPE3にヒートプロテクション作動の兆候が出ることが多いようです。
TYPE2➡TYPE1に、TYPE3➡TYPE4のウォーターラインに変更。
しかしながら、TYPE1に変更するためのヒーターホース3本中2本が絶版。
なので、当社部品取車から2本は取外して使用。
タイプ2のヒーターホースを取外して…。
タイプ1のヒーターホースレイアウトに変更。
冷却水(Lubross Super LLC)充填・エア抜きですね。
同時にオーナーさん希望でATFを2回交換とATソレノイドバルブも交換。
ATフルードを抜いて…。
Lubross SuperSports ATFを充填。
一回り走行後に、再びATフルードを抜いて…。
ATソレノイドバルブ取外し。
付いていたのは対策前の白カプラーでした。
新品のソレノイドバルブ+ハウジングシール+カバーシールに交換。
MFSも調整して…。
ATフルード(Lubross SuperSports ATF)を充填。
テスターでATF油温をチェックしてレベル調整。
オイル劣化カウンターもリセットで完了です。
かなり暖気をした後にTEST走行。
症状は出ないので大丈夫だとは思いますが、様子見でしょうか。
*その後、高速を走行しても症状は出なくなったとオーナーさんから連絡がありました。
続きまして、↑のプジョー206CC エーゲブルーは
E/gオイル(Lubross G-spec 10W40)交換と…。
ドライブベルト新品交換でのご来店。
こちらのプジョー206XT サファイアブルーは
E/gオイル(ルブロスGスペック 10W40)+エレメント、
Fワイパーブレード交換でのご来店でした。