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「プジョー206CC-S16 ルーフ油圧シリンダー修理 + 12ヶ月点検 + タイミングベルト類交換 + リアキャリパー交換などです。」

プジョー専門店MajiBlueマジブルーです。


こちらのプジョー206CC-S16 オブシディアンブラックは
ルーフ油圧シリンダーのオイル漏れにより、開閉不能修理と
12ヶ月点検での入庫ですね。

当社へは初来店の神奈川県からのオーナーさんです。
今年1月に他社にて購入されたとのこと。
走行距離は約46,000kmなのですが、15年経過していることもあり、
タイミングベルト類の交換歴が無いので、同時に交換することになりました。


まずは、ルーフシリンダーの修理ですね。
漏れていたのは定番のシリンダー。
ポンプのオイルも空になっています。



ルーフシリンダーを取外し・分解してOリング新品交換。


ルーフシリンダーを組戻して、オイルを補充。


エア抜きと開閉TESTですね。
これでオイル漏れも治まり、ルーフの開閉も出来るようになりました。




続いて、各部点検。*当社では点検・修理時のテスター故障診断はサービスで行っています。


リアキャリパー左側のピストンブーツが膨らんでいるので診てみると…。


キャリパーピストンのシールからブレーキフルード漏れ。


オーナーさんに修理の確認をしたところ、車両引渡し日の関係で
今回は当社部品取車のUSEDキャリパーに交換で対応。


ブレーキPADも面取り、グリスアップして組付。
ブレーキフルードもエア抜きです。


クラッチペダルを踏んだ際に違和感があるので
ついでにクラッチシリンダー側のフルードもエア抜き。
*前オーナーさんの時なのか、エア抜きバルブがちゃんと締まっておらず、キャップは欠損。バルブのボルトも舐めかけていました。


サイドブレーキも遊びが大きいので、ワイヤー調整。


スタビライザーリンクロッド(右)のブーツが切れているので…。
*左側は納車時に新品交換されていました。


スタビリンクロッドRH新品交換。


続きまして、ミッションオイル交換ですね。
抜けた量が少ないので計ってみると、800CCくらいしか入っていませんでした。*本来は2L


とりあえず、MTオイル(Lubross R-Spec soft)を充填。
*過去の整備で入れた量が少なかったのか、デフサイド等から漏れていたのかが不明なので様子見


そして、タイミングベルト類の交換です。
もろもろ取り外して…。


ちなみに、エキゾースドカムシャフトギアのダンパーは既に分離、
ウォーターポンプは樹脂製でした。




カムシャフトギアEX+Tベルト+テンショナー+アイドラー+Wポンプ+
エンジンマウントRHを新品交換。



サーモスタットも新品交換して、Lubross Super LLC 充填・エア抜き。
クランクプーリー+ドライブベルトも新品交換ですね。


あとはパワステフルードが減っているので、シールコート添加などなどで完了です。