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「プジョー1007 – 1.6 クラッチキット交換 + HIGHSPARKイグニッションコイル交換です。」

プジョー専門店 MajiBlue マジブルー 栃木県/宇都宮市です。


こちらのプジョー1007 – 1.6 エーゲブルーは
車検時に指摘していたクラッチ交換での入庫ですね。



1007のETGはイグニッションをONにした時点でクラッチを切る作動を行うので、
MT車で例えるとニュートラルでクラッチペダルを踏んでいる状態となります。
今回の修理はクラッチディスク摩耗、またはガイドスリーブ偏摩耗やベアリング劣化により、
クラッチアクチュエーターが作動停止位置までフォークを押すことが出来なく、
常時作動してしまうことで、アクチュエーターが高温になり、
熱保護作動でフォルトを出してしまう症状ですね。
イグニッションON、または走行せずにアイドリングで10分くらいすると
GEAR BOX FAULTYでギアが繋がらなくなります。
ちなみに走行していればアクチュエーターの作動はギアチェンジ都度になるので、
フォルトは発生しないですね。


↑は今回使用する新品パーツ類です。


まずは、ミッションオイルを抜いて、ドライブシャフトやメンバーなど取外してから、
ミッションを降ろして…。


ミッションケース内を清掃後に
ガイドスリーブ+フォーク+ピボット+レリーズベアリングを新品交換。


デフサイドシール左右も新品交換。


クラッチディスク+カバーも新品交換。


ミッションマウントも新品交換して、ミッションを組付け。


ドライブシャフトやメンバーなども組戻して、
ミッションオイル(Lubross R-Spec soft 75W)充填。*ハブロックナットも新品を使用


テスターでシフトアクチュエーター+クラッチアクチュエーターの設定。
これで、ギアチェンジも滑らかになり、フォルトも出なくなりました。


↑は今回の作業で取り外したパーツ類ですね。


クラッチディスクはフェーシングがかなり摩耗。


ガイドスリーブも偏摩耗。
レリーズベアリングは異音が出ていました。


オーナーさんが引取りに来た際に、たまたまイグニッションコイル不調となってしまったので、
スパークプラグ(NGKプレミアムRX)交換に。



オーナーさん希望でハイスパークイグニッションコイルに追加交換で完了です。