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「プジョー206RC クラッチペダル交換やタイロッド交換です。」

こんばんは。
プジョー専門店「MajiBlue」マジブルーです。

早速ですが
今週の作業でフォトを撮影した車両ですね。

img20131006

まずは
プジョー206RC ビアンカホワイトです。
群馬県からのオーナーさんですね。

クラッチを踏むとたまに「カコッ」と異音がするとのことで入庫でした。

診てみるとクラッチペダルスプリングや
ワイヤークリップ外れが原因ではないようです。

クラッチペダルに少し遊びがあるので取外してみると...。

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↑のペダルとワイヤーフォークを繋ぐクリップが
ペダルが連結する箇所で凹に削れていました。

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左:OLD / 右:NEW
ペダル側も穴が削れて楕円になってしまっています。

樹脂同士なので削れますよね。
両方ともに削れているので遊びも大きくなるわけです。
というか、いつかはクリップが折れるんじゃないでしょうか。

img20131006_3

オーナーさんと相談して
クラッチペダル廻りを新品交換します。

img20131006_4

流石に新品とはいえ、樹脂製のクリップを使用するのには躊躇いがあるので
金属製のクリップを作成して使用しました。

交換後は遊びもほとんどなくなって
ミートポイントも少し上がったようです。

このクラッチペダルの構造は当社で把握している限り
206RCだけみたいですね。
206GTや並行輸入のS16はクラッチペダルは鉄製で
フォークは使用せず直接ワイヤーがペダルにかかるタイプでした。
RC乗りのオーナーさんは要チェックポイントですね。

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↑のプジョー206RC ビアンカホワイトは
タイロッドエンド固着での入庫です。

img20130928_15

タイロッドにエンドのボルトがガッチリ喰ってしまっていて
どんなに力をかけても回りません。
エンドのボールジョイントを破壊する勢いです。

オーナーさんに確認を取って
タイロッド、エンド、ブーツ、バンドを新品交換しました。

片側でサイドスリップを調整していた為、
ステアリングのセンターがズレているので
センター出し&サイドスリップを調整して完了です。