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「プジョー106S16 水漏れ修理(ラジエーター交換)・電動ファン動作異常修理など。」

今年はまだ雪が積もった日がないので
冬らしさをあまり感じないですね。(当社近辺の話です。)

プジョー専門ショップMajiBlueマジブルーです。

今週の作業ブログの続きですね。

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こちらのプジョー106S16 サンダンスイエローは
ラジエーターからの水漏れ修理での入庫です。

神奈川県からのオーナーさんで昨年、当社にて納めた車両ですね。

走行中、水温が高くなった時とE/g停止時に
フロントからLLCが漏れてきています。
しかも、症状が発生してからも、しばらく乗っていたところ
電動ファンの動きもおかしくなったとのことですね。

入庫時も水温が下がっているにもかかわらず、
電動ファン低速が回り続けて止まらないです。
(高速で回るならファンS/W辺りが疑わしいのですが...。)

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まずは、ラジエーターからの水漏れを確認するため取外しですね。

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↑は取外したラジエーターです。
リザーブタンク上部に亀裂が入り漏れていました。

取付けた状態だと、ちょうどコアサポートに隠れて見えない箇所ですね。

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なので、オーナーさんと相談したうえで
部品取車からラジエーターを取外して取付です。

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LLC(PG55-RC)を充填後、エア抜き。
E/gを始動ですね。

水漏れは無いのですが
水温が低いにも関わらず、電動ファン低速側が始動時から回り続けてしまっています。
A/Cを入れると電動ファンが低速・高速を交互に繰り返してしまいますね。

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テスターを繋いでみましたが
やはり、あてにならないフォルトしか入っていないです。

水温も正常値を示していますね。

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とりあえず、センサー類を疑って
水温センサー(ECU)とファンS/WをTESTパーツで交互にチェックしましたが変化無し。

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となると、電動ファンをコントロールしている
「ウォーターテンプ・セントラリゼーション・ボックス」水温集中制御BOXが疑わしいので
カプラーを外してみたら、接点が腐食していました。

接点を清掃してテストしてみましたが変化がみられないので
当社TESTパーツでチェックです。

E/gを始動してみたところ...。
電動ファンは正常な動きをするようになりました。

水温集中制御BOXの故障ですね。
水漏れ発生当初は電動ファンも正常だったとのことなので
経年劣化か、または何かしらの負荷がかかって故障したのかな。

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オーナーさんに確認をとって
新品の水温集中BOXに交換です。

交換後にラジエーターに負荷をかけるため、テスト走行。
漏れが無いことを確認ですね。

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追加でオーナーさん持込の
ボアアップしたスロットルバルブの交換に...。

アイドリング時にE/g不調があるとのことなので
アイドルステップモーター(USED)も交換しておきました。

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センサー類も移植して
スロットルバルブ(ボアアップ)取付。

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エンジンオイル(ASH PSE 10W40)交換に。

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納車時からフォグが左右とも白く曇っていたので
部品取車から綺麗なフォグに左右ともサービスで交換して完了ですね。

しかしながら、その後、しばらくして
ラジエーターからまた水漏れしました。
やはり中古品だと当たり外れがあるんですね。(申し訳ないです。)