「プジョー406クーペ 高速走行時、アクセル異常修理(スロットルポジションセンサー交換)・E/g始動不能修理(セルモーター交換)。」
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こちらのプジョー406クーペ(D9) ポログリーンは
高速走行中(3,000回転以上)で気づくとアクセルの反応が無くなっている?
とのことで入庫です。
症状が出るとアクセルを踏んでもエンジンに反応が無くなってしまい
E/g回転数も3,000回転くらいをキープしてしまうらしいですね。
ちなみに市街地走行では異常がなく、走行に支障はありません。
テスターで診てもフォルトは入っていないですね。
スロットルポジションセンサー(アクセルペダルセンサー)が疑わしいのですが...。
パラメーターを見ても特に異常は感じられませんね。
車両停止状態では
いくらアクセルを吹かしても症状が出ないんです。
さすがに高速道路をテスト走行する時間も無いので...。
オーナーさんと相談してスロットルポジションセンサーを新品交換してみることに。
ただ、新品のスロポジは対策品に変更されており、価格(税抜)が
・スロットルポジションセンサー : 62,200円
・同時交換ハーネス : 13,600円
合計:75,800円 と高価。
なので...。
いつもお世話になっている取引業者さんに聞いてみたところ...。
あるところにはあるものです。
デッドストックな旧品番の新品スロットルポジションセンサー。
しかも価格(税抜)は28,700円。
安いパーツではありませんが、対策品に比べたら、かなりお財布に優しいかと...。
ということで
さっそく、新品のスロットルポジションセンサー(旧品番)に交換です。
スロットルバルブの設定をして...。
念のため、スロポジのパラメーターをチェックです。
若干、電圧に変化が出たでしょうか。
あとはオーナーさんに試しに乗って頂いて、どうかですね。
お引渡しした当日に、再びご来店頂き、症状は出なくなったとご報告を頂きました。
直って安心しました。
と思っていた矢先...。
その夜に、今度はエンジン始動不能で再入庫です。
電源は来ているので、ほぼセルモーターの故障ですね。
かなり熱がかかるのが、焦げ臭い臭いもします。
取外して、単体チェック。
マグネットスイッチは生きているようですが、「ガチン」と音がして回らないですね。
分解して診てみたところ
マグネットが剥がれて、アーマチュアに張り付いて砕けていますね。
さすがにこれでは回らないです。
焦げた臭いもセルモーターが原因ですね。
オーナーさんに説明したうえで
Valeo製OEM新品のセルモーターに交換します。
取付けて、始動確認ですね。(オイルエレメントも新品を使用)
ちゃんとE/gがかかるようになりました。