「シトロエンC4ピカソ 2.0 (6EGS) ギアボックス故障修理(シフトアクチュエーター、レリーズシリンダーベアリング、クラッチキットなど交換)です。」
こんにちは。
プジョー専門ショップ■MajiBlue■■■マジブルーです。(シトロエン専門ショップ)
↑のシトロエンC4ピカソ 2.0エクスクルーシブ ノアールオニキス (6EGS)は
ギアチェンジ不能での入庫ですね。
福島県からのオーナーさんです。
当社入庫後にもギアがニュートラルから動かない症状が何度か発生しますね。
テスターで診てみたところ
シフトアクチュエーターの故障のようです。(クラッチアクチュエーター)
オーナーさん確認のうえ、走行距離も10.6万kmなので
シフトアクチュエーターと同時にクラッチキット、レリーズシリンダーベアリングなども
新品交換します。
まずは、ミッションオイルを抜いて...。(かなり鉄粉が混ざって濁っています。)
フロントバンパー、ラジエーター、コンデンサー、電動ファン、コアサポート、
ドライブシャフト、メンバーなどなどフロント廻りをごっそり取外し。
(上の写真だけ見ると車種が何なのか、わからないかも...。)
フロント廻りがスッキリしたところで
シフトアクチュエーターを取外しですね。
↑は取外したシフトアクチュエーターです。「クラッチアクチュエーター」
EGSオイルもかなり汚れていますね。(定期的に交換した方がよさそうです。)
続いて,ミッションを降ろします。
そして、クラッチディスク&カバーも取外し。(想像していたよりもディスクは減っていませんでした。)
↑は油圧式のレリーズシリンダーですね。(上:新品 / 下:現車)
取外したモノは、ベアリングを回すと異音が出ていました。
ミッション内部を清掃後に
新品のレリーズシリンダーベアリングを取付。
デフサイドシールも左右とも新品交換です。
新品のクラッチディスクとカバーを取付。
SSTを使用してカバーを規定トルクで締付けですね。
(ちなみに207・208・308・RCZなどもクラッチ交換には、このSSTが必要です。)
*SSTを使用してカバー(ダイヤフラム)を押すことでクラッチを切った状態を再現、
カバー内のディスクをフリーにしてボルトを締める必要があります。
ミッションを元に戻します。
続きましてクラッチアクチュエーター
シフトアクチュエーターの取付ですね。(↑は新品のアクチュエーターとガスケット)
新品のシフトアクチュエーターを取付けて
油圧ラインをレリーズシリンダーに接続です。
ドライブシャフト、メンバーなどを取付て
ミッションオイル(ASH FSE E-SPEC GEAR 75W90)を充填。
左フロントフェンダーライナー以外、元通り補機類を取付て...。(コンデンサーOリングは新品を使用)
LLC(PG55-RC)を充填、エア抜き。
そして、テスターを繋いで
シフトアクチュエーター&クラッチレリーズシリンダー油圧回路のエア抜きですね。
エア抜き後にEGSオイルを規定量まで補充して、フェンダーライナー取付です。
続いて、ギアボックスの学習ですね。
テスターの指示に従って作業して...。
更に、走行してクラッチの学習が必要なので
テスト走行を兼ねて学習します。
テスト走行で異常が無いことを確認後に
A/Cコンデンサーも取外したので、真空引き後にA/Cガス充填で完了ですね。
↑は今回、取外したシフトアクチュエーターやクラッチ類です。
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続いて↑のシトロエンC4ピカソ 1.6T エクスクルーシブ ブランバンキーズは
バッテリー交換でのご来店ですね。
AC-Delco LN3バッテリーに新品交換。
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こちらのシトロエンC4ピカソ 1.6HDi ブランバンキーズは...。
エンジンオイル(ASH FS 5W30)交換でのご来店でした。