「プジョー106S16 E/g異音・振動修理 & ABS警告灯点灯修理 & オイル漏れ修理 ➡ クラッチキット + タイミングベルト類 + ABSセンサー + ヘッドカバーなど交換です。」
プジョー専門店■MajiBlue■■■マジブルー 栃木県/宇都宮市です。
こちらのプジョー106S16 インディゴブルーは
エンジンから異音と激しい振動がするとのことで入庫ですね。
ABS警告灯も点灯してしまっているとのこと。
アイドリング中にクラッチのレリーズベアリングから「キュルキュル」異音も…。
当社へは初来店の宮城県からのオーナーさんです。
走行距離約173,000km。
とりあえず、E/gから伝わる振動の原因究明とテスター故障診断。
ABS警告灯点灯の原因は、
フロント右側とリア左側ABSセンサーがWで故障。
異音と振動の原因はエンジンマウント右側が疑わしいので、
最近導入したスコープカメラで確認したところ…。
マウントとブラケットを繋ぐボルトが見当たらなく、隙間が空いていますね。
おそらく、原因はコレかな。
オーナーさんに状況を伝えて、整備内容を確認。
タイミングベルトも交換時期とのことで、
Tベルト類+クラッチキット新品交換とヘッドカバーからのオイル漏れもひどいのでカバー交換、
ABSセンサーなども交換をしていきます。
まずは、クラッチの交換から。
↑は使用する新品パーツ類。
ミッションを降ろして、クラッチディスク+カバー取外し。
セレクターレバーも取り外して…。
セレクターシャフトシール新品交換。
デフサイドシール左右も新品交換。
そして、「キュルキュル」異音がしていた原因は、やはりレリーズベアリング。
*ガイドブッシュも偏摩耗、ディスクも摩耗
内側を清掃後にガイドブッシュ(天狗)+レリーズベアリング新品交換。
スピードメーターとODOメーターが動かなくなる時があるとのことなので、
スピードメーターセンサーも新品交換。
新品のクラッチディスク+カバーも取付。
新品のミッションマウントを使用して、ミッションや補機類を組戻し。
ミッションオイル(Lubross R-spec soft)を充填ですね。
↑はクラッチキット交換で取り外したパーツ類です。
エンジンロワマウントも新品交換して…。
タイミングベルト+テンショナー+アイドラー+ウォーターポンプ新品交換。
サーモスタット+ケース+ガスケットも新品交換ですね。
クランクプーリーはREDPOINT製ダイレクトタイプ+ドライブベルトも新品交換。
エンジン振動・異音の原因はやはりボルトの破損。
マウント側もボロボロになっています。
ということで、エンジンマウント(右)+バッファ+ボルトを新品交換ですね。
冷却水(Lubross Super LLC)充填・エア抜き。
↑は取り外したTベルト関係のパーツ類。
続いて、ヘッドカバーですね。
EX側からは、けっこうオイル漏れしています。
ヘッドカバーを取り外して、シリンダーヘッドを清掃・脱脂。
新品のヘッドカバーIN+EXに交換して、ボルトは規定トルクで均一に締付。
エアダクトホースも切れてしまっているので…。
エアダクトホース新品交換。
ステアリングラックピニオンプロテクターも切れて外れかかっているので…。
ステアリングラックピニオンプロテクターも新品交換ですね。
続きまして、ABSセンサーの交換です。
フロント側は既に生産完了・在庫無なので、当社部品取車から移植で対応。
そして、リア側。
錆で固着して外れません。
センサーをほぼ破壊する形で取り外して、リアABSセンサー新品交換。
テスト走行を行って完了です。
異音や振動、ABS警告も治まりました。
まだ、気になる点が何か所かありますが、次回入庫時ということで…。