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「プジョーRCZ Engine fault Repair needed修理 ➡ タイミングチェーン一式 + オイルポンプソレノイド交換です。」

プジョー専門店 MajiBlue マジブルーです。


こちらのプジョーRCZ マーキュリーグレーは
エンジンチェックランプ(Engine repair needed)点灯での入庫ですね。


神奈川県からお越しのオーナーさんです。
E/gが温まると特に不調は感じないとのこと。


テスター故障診断したところ、いくつかフォルトが入っていますが、根本的な原因は2つでしょうか。
混合比制御不良はタイミングチェーンの伸びによるバルブタイミングのズレ。
油圧調整不良はオイルポンプソレノイドが疑わしいので、
オーナーさん了承のもと、タイミングチェーン一式とオイルポンプソレノイドを
交換する方向となりました。


まずは、タイミングチェーンを取外したところ…。
*オイルポンプソレノイド交換でオイルパンを脱着するので、E/gオイルは事前に抜いてあります。


チェーンガイドが割れていました。
しかしながら、破片がチェーンケースの底に見当たりません。
*オーナーさんに確認したところ、以前、E/g始動時にガラガラ異音がしていたことがあるそうですが、いつの間にか鳴らなくなったそうです。
おそらく、ガイドが割れたことにより、チェーンが当たらなくなって鳴らなくなったのかな…。


一先ず、タイミングチェーン一式+テンショナーを新品交換。


ヘッドカバーガスケット+プラグホールガスケットも新品交換して、補機類を組戻し。
HIGHSPARKイグニッションコイルもご使用頂いています。


そして、オイルパンを取外したところ…。


チェーンガイドの破片が出てきました。
隅々まで探して破片を集めてみましたが、やはり足らないんですよね。
*過去のオイル交換で排出されたか、粉々になってE/g油路に紛れ込んでいるかでしょうか。


オイルポンプソレノイドを新品交換。


オイルパンは再シーリングして組戻し。


タイヤのエアーはMFA(マイクロファインエアー)で再充填。
翌日にE/gオイル(MB-Supreme 5W40)を充填。


テスターでインジェクションの初期化・設定。
燃料カットオフ学習も兼ねて、TEST走行。

冷間時でもエンジンの挙動も落ち着き、エラーも出なくなりました。


あとは、オーダー頂いていたヘッドライトリフレッシュ施行などで完了です。


↑は今回の作業で取り外したパーツ類ですね。