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「プジョー308Cielo 水漏れ修理 ➡ サーモハウジング + ラジエーターロワホース交換です。」

プジョー専門店MajiBlue マジブルーです。


こちらのプジョー308シエロ バビロンレッドは水漏れ修理での入庫ですね。


以前からLLCが減ったり、減らなくなったりしていたのですが、
原因箇所の特定が出来なかった、千葉県からお越しのオーナーさんです。
最近、LLCの減りが早くなってきたとのこと。


診てみたところ、E/g後部にLLCの流れた跡が残っており、
サーモハウジングが疑わしいので…。


サーモハウジング取外し。
品番変更前のサーモハウジングなので、交換はされていないのですが、
何処かしらで過去に脱着した痕跡がありますね。


ハウジングのバイパスパイプ差込口は欠け、所々にLLCが固まった跡があります。


新品のサーモハウジングに交換。


クーラント(Lubross Super LLC)充填・エア抜き。


追加オーダー頂いた、E/gオイル(MB-SupremeⅡ5W40)+エレメントも交換。


補機類を組戻しですね。


しかしながら、エア抜きを完全に行うため、
エアコンを入れすにアイドリングしていたところ、
ラジエーター電動ファンが回り出すくらい水温が上がると、
サーモハウジングのロワホース差込口からLLCが漏れてきます。
ホースバンドの締付位置をズラしても変わらず。

エアコンを入れればラジエーター電動ファンが回るので、
水温が上がり過ぎず、内圧も抑えられているので漏れてこないですね。

以前からのLLCが減る原因はこれでしょうか。


ホース内面の当たりが悪いのかと考え、ロワホースを新品交換するべく、
再びLLCを抜いて、ロワホース取外し。


ホース差込口からのLLC漏れの原因はコレ↑。
汎用のホースバンドが取付けられていました。


本来は↑のように2重巻のホースバンドかストッパー付のホースバンドを使用します。
汎用ホースバンドでは締付強度が低く、圧が上がると漏れてしまうんですね。
おそらく、何処かしらで外した際にストッパー付ホースバンドが欠けてしまい、
汎用ホースバンドを使用したのかと…。


ATヒートエクスチェンジャー側の差込ホースを取外す際、
なかなか抜けず無理に抜いた為、念を入れてラジエーターロワホースは新品交換。
再び、LLCを充填・エア抜き。
これで、どんなにアイドリングしていても漏れなくなりました。


あとは、タイヤのエアーをMFAで入替えをして完了です。


代わりまして、↑のプジョー308SWスポーティアム ペルラネラブラックは
E/gオイル(MB-PremiumⅡ5W30)+エレメント交換と…。


MFAでタイヤのエアーを再充填でのご来店でした。