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「プジョー106S16 車検整備(漏電修理+メーター交換+セルモーター交換など)です。」

プジョー専門店 MajiBlue マジブルーです。


こちらのプジョー106S16 ルシファーレッドは車検整備での入庫ですね。
走行距離約142,000km。
プジョー406クーペも所有されている宮城県からお越しのオーナーさんです。
7月中旬にはお預かりしていたのですが、完成が10月になってしまいました。


このプジョー106は昨年に増車されたそうですが、
スピードメーター+水温計不動、マフラーから「ガラガラ」異音、
そして、3日くらい放置するとバッテリーが上がってしまうとのこと。

漏電しているのですが、暗電流が4Vも流れています。
調べていったところ…。


原因は左テールランプ基盤の腐食によるリーク。


左右ともレンズ内に水がたっぷり溜まっているので…。


部品取車のテールレンズに左右とも交換。


これで、暗電流もほぼ0になり、放置してもバッテリーは上がらなくなりました。
が、セルを回そうとイグニッションをONにすると稀に電源が落ちることがあるので、
セルモーターも交換が必要ですね。*バッテリーは問題なし


バッテリーは放置中に完全にダメになってしまったので、
まだ460EN以上あるUSEDのバッテリーをフル充電して交換。
テスター故障診断も試みたのですが、ECUと接続出来ず断念。


8ピンタイプのカプラーで読み込むのですが、断線しているのか、
いろいろといたずらもされているので、何かされてしまっている可能性もあります。


下廻りなど各部点検。


スピードメーターが動かない原因は水温計も反応しないので、
メーター本体の可能性が高いですが、経年劣化も考慮してスピードメーターセンサー新品交換。
しかしながら、やはりメーターは動かないので…。



部品取車から76,000kmのメーターを取外して交換。
これで、スピードメーターと水温計も作動するようになりました。


続いて、ガラガラする異音の原因ですが、
リアマフラークランプに異なるボルト使用されており、締まっていません。
もちろん排気漏れも。


しかもクランプは溶接されてしまっていて、簡単には取外せないので…。
*捻れているので新品交換したいところですが…


クランプ用のボルトに交換して、締め直し。
一先ず、ここの異音と排気漏れは治まったのですが…。


リアマフラー太鼓の溶接補修箇所とセンターマフラー太鼓部からも排気漏れ。
*センター太鼓部はどこかで擦れた跡あり


なので、溶接で補修。


O2センサーのケーブルも遊んでブラブラしていたので、しっかり取付し直し。



セルモーター新品交換に。



E/gオイル+エレメント交換も依頼されていたのですが、
オイルクーラーガスケットからオイルが滲み漏れているので、
E/gオイルを抜いて、オイルクーラーガスケットも新品交換。


新品のオイルエレメントを取付けて、E/gオイル(Lubross G-Spec 10W40)充填ですね。


アイドルステップモーター+スロットルバルブ清掃に。
LLCにはHS Rust prevention +PLUS添加。



エアフィルターはGREEN製なので、清掃後にオイルを添加。
取付ステーは折れてしまっていたので、ステンレスステーに交換。


スパークプラグの点検・清掃に。


ホイールハブは錆だらけなので、清掃。


しかも、左右ともハブロックナットの回り止めが施されていないので、
回り止めでカシメておきました。



フロント+リアブレーキ廻りの点検・清掃。
ブレーキパッドの面取りに、スライドピンなど各部グリスアップして組戻し。


リアABSセンサーとブレーキフルードパイプホルダーのバンドが切れているので、
タイラップで締め直し。


ブレーキフルード(Lubross SUPER DOT4)交換に。


ホイールハブにはセラミックグリースを添付。
MFA(マイクロファインエアー)でタイヤのエアーを入れ替えなどで、継続検査を受けて完了ですね。