│ 

「プジョー106S16 × 2 エンジン始動不能修理 & エンジン載せ替えです。」

プジョー専門ショップMajiBlueマジブルーです。


こちらのプジョー106S16 アルミナムグレーはエンジン始動不能での入庫ですね。


走行距離約130,000km。
症状的にWリレーの故障が疑わしいので…。


Wリレーを確認したところ、熱を持ったのかケースが膨張していたため、
USEDのWリレーに交換。


しかしながら、症状変わらず。


エンジンECUの回路がオープンにならないことが原因なので、
配線図を頼りに地道に診ていったところ、エンジンECUに入る配線が切れていました。
繋ぎ直して、エンジンが正常にかかることを確認して完了です。
*原因となる修理箇所が特定できれば作業は早くすむのですが、故障調査に時間がかかります


代わりまして、↑のプジョー106S16 アルミナムグレーはエンジン不調での入庫ですね。
オーバーヒートしたらしいのですが、1気筒点火していない感じです。


走行距離約163,000km。


ラジエーターから大量に水漏れした痕跡がありますね。


テスター故障診断してもフォルトは無し。
シリンダー内の圧縮を計測してみたところ…。


4番シリンダー圧縮なし。
オーバーヒートによるヘッドガスケット抜けです。


オーバーヒートによる影響がエンジンにどれくらいのダメージを与えているか不明なため、
オーナーさんと相談して、USEDエンジンに載せ替えることになりました。


走行距離約99,000kmのUSEDエンジンを手配。
シリンダーヘッドガスケットも交換したいところなのですが、
予算もあるとのことなので、最低限必要なパーツを新品に交換していきます。
タイミングベルトやウォーターポンプなど一式交換。





他にも様々なパーツを新品交換。
エンジンの補機類を取り外す際、割れたろ折れたりしたパーツもあるので、
フォトは取り切れていませんが、そういったパーツも交換ですね。


エンジンを降ろして…。


USEDのエンジンにオルタネーターやコンプレッサー、キャタライザーなど補機類を組み替えて載せ替え。
ラジエーターは新品交換。



インマニガスケット、サージタンクガスケット、インジェクターなど新品を使用して組付け。



ドライブシャフト左側のブーツも切れてしまっていたので新品交換。
MTオイル(MB R-Spec soft 75W)充填。


補機類を組み戻して、クーラント+エンジンオイルを充填。


KONFORT780Rで真空引+コンプレッサーオイル+ACガスを充填して完了です。
まだ気になる箇所がいくつかあるので、徐々に治していきましょう。